理事長方針





社団法人比企青年会議所
2013年度 理事長所信

 

33代理事長 安藤克也

 

「情熱伝導」

~熱き情熱がまちを創る~


 

東日本大震災、あの未曾有の震災から一年半あまりが経ちますが、その時の記憶は薄れることなく我々の心に深く刻まれています。震災で日本は多くの犠牲を払うことになりましたが、同時に日本人として本当に大切なものに気づかされました。あの惨状をみた人々が、「自分に出来ることは何かないのか」という、他人への思いやりや優しさを呼び覚まし、考える事よりも先に行動を起こしました。そしてその行動や想いが伝播して、人と人との絆として強く結びついていったのです。この絆こそ、日本人が忘れかけていた相互扶助の精神から生まれたものではないでしょうか。

そして今、厳しい時代背景のなかで新たな時代を築いていくためには、我々メンバー一人ひとりが熱き情熱を胸に抱き、“成長するまち”を創っていかなければなりません。我々の熱き情熱をまちに伝導させ、まち全体を「自らのまちは自らで創る」という熱き情熱で満たすことが、“成長するまち”へと結びつくことになるのです。

また、32年間の長きにわたり、諸先輩方が英知と勇気と情熱を持って比企地域で青年会議所運動を展開されてきました。2013年度、我々比企青年会議所はその崇高な理念と歴史伝統を紡ぎ、そして熱き情熱を受け継ぎつつ公益社団法人として新しい時代へと突き進んでまいります。

メンバー一人ひとりが、明るい豊かなまちを創る熱き情熱を持ち、そして一緒になって新たな力を生み出し、地域の発展へと繋がる活動を展開することにより、熱き情熱を比企の地に伝導させてまいります。

 

~熱き情熱のみなぎるまちを創る~

比企地域は、伝統や文化、自然環境という広域ならではの多種多様な素晴らしい資源が存在すると同時に、環境問題、少子高齢化、経済状況の不安定、地域コミュニティのあり方など、現在多くの課題を抱えています。これらの課題を我々だけで解決することや、特性を活かしたまちづくりを行っていくことは容易ではありません。だからこそ、我々はここに住む地域住民の方々とお互いに支え合い連携し、“成長するまち”の創造に向け、自ら率先して行動を起こし取り組むべきなのです。

そして、新たな価値ある事業を展開していくためには、歴史や伝統に想いを馳せ、現在の文化と融合させることが必要なのです。

我々は、地域住民と積極的に交流を図りながら温故知新の精神を持って、熱き情熱のみなぎるまちづくり活動を行ってまいります。

 

~熱き情熱が子どもの感情を熱くする~

高度成長期を経て、物質的に豊かになった現代の日本で、古き良き日本らしさが失われつつあると言われてきました。時代の変化により人々の思想や価値観が変化することは自然なことですが、これからも変化が進む一方で、お互いに助け合う心、伝統を尊ぶ心、自然を尊ぶ心は、失ってはならないものではないでしょうか。そしてその多くを我々は改めて震災から気づかされました。

我々は、震災であらためて気づかされた相互扶助の精神を子どもたちに伝えていくと共に、本気で子どもたちと向き合いながら、直接肌で感じる体験を通して心豊かな感情を育むための青少年育成事業を行います。また、若者たちにも、自覚を持った“大人”へと成長するための経験として、連携した活動を通してリーダーシップや主体性を養ってまいります。

思いやりや優しさの中にも本気で子どもたちの成長を考え、熱き情熱をぶつけることで、必ず子どもたちの感情を熱くさせ、豊かな感受性を育むことができると確信しています。

 

~熱き情熱あるひとが企業を築く~

 日本の経済は未だ混迷を極めている状況の中、全企業の99%余りを占める中小零細企業を取り巻く経済環境も大変厳しいものがあります。

この混迷を極める時代だからこそ、目的を明確にして組織の進むべき方向性をしっかりと示すことが出来るひと、組織の持っている力を存分に発揮させることが出来るひと、新しいことに挑戦し続けることが出来るひと、そんなひとが必要とされているのではないでしょうか。

地域や企業を磨き輝かせるためには、このような強い意志と熱き情熱を持ったリーダーシップの発揮出来る人財の育成を行わなければなりません。我々は、自身の向上や地域を考える力を養い、実践出来る行動力を身につけるための事業を行ってまいります。

青年経済人である我々が、地域経済人とお互いに熱き情熱を持ち切磋琢磨することにより、地域企業全体へと活性化が進み、混迷の時代を打開する地域発展の礎となるのです。

 

~熱き情熱を持った仲間づくり~

我々は明るい豊かな社会の実現のために、恒久的に青年会議所活動を継続していかなければなりません。そしてこの活動を継続していくためには新しい仲間の力が必要です。

我々は会員拡大を行なう上で、我々がまず青年会議所活動を通して「何が学べるのか」、「活動の意義は何なのか」を、今一度再認識し理解をしなければなりません。我々自身が青年会議所の魅力を共有していればこそ、新しい仲間にも入会の意思を芽生えさせることが出来ると確信をしています。

我々メンバー一人ひとりが、このまちに情熱を傾け、新しい仲間との出会いを想い、そして日々の青年会議所活動に誇りと情熱を持って、より多くの仲間づくりを行ってまいります。

 

2013年度、比企青年会議所はこの比企地域において、“情熱のみなぎるまちづくり”“子どもたちの豊かな感受性を育み”“情熱あるひとをつくり”“青年会議所の魅力を共有する”ための活動を通じ、“成長するまち”を目指し行動します。

熱き情熱が“成長するまち”を創る。地域と密接に関わっているメンバー、そして地域の発展を率先して想うメンバーだからこそ情熱を持ち活動し、“成長するまち”の創造に向け、互いに切磋琢磨し、共に学び、地域の牽引者として成長してまいりましょう。